› 美容外科医のこばなし › 回診
2011年08月10日
回診
回診と云う言葉は医療従事者なら大方の人はご存知である。
付け加えるなら病院で入院した事のある方は覚えておられる事でもあろう。
有名なのは白い巨塔に出てくる教授回診で、
先輩医師に若い医師がつらなって患者さんの様態を診て回る様である。
一人びとりの患者さんの様子を診て回りながら、
教授が弟子に教えるひと言などは重要でためになる場合も多く、
一概に無駄な事ではない。
実は回診にも種類があって、
夜間の病棟当直は一人で入院患者さんを診て回る。
多い時には100人位の方を1~2時間の間にチェックしていくので、
その把握は容易ではない。
私には忘れてはならない教訓がある。
悪性腫瘍の方に夜の回診、顔色だけをみて
「元気そうですネ」・・・と声かけをしてしまったのである。
即座にその方から返ってきたお言葉は厳しいお叱りのお返事であった。
「カルテを詳細に見て、患者のすべてをチェックしてから回診して下さい。
表面だけの言葉がけではいけませんよ」
苦いお薬であったが、尊いお薬を頂いたと今でも思っている。
30年前の辛い思い出である。
付け加えるなら病院で入院した事のある方は覚えておられる事でもあろう。
有名なのは白い巨塔に出てくる教授回診で、
先輩医師に若い医師がつらなって患者さんの様態を診て回る様である。
一人びとりの患者さんの様子を診て回りながら、
教授が弟子に教えるひと言などは重要でためになる場合も多く、
一概に無駄な事ではない。
実は回診にも種類があって、
夜間の病棟当直は一人で入院患者さんを診て回る。
多い時には100人位の方を1~2時間の間にチェックしていくので、
その把握は容易ではない。
私には忘れてはならない教訓がある。
悪性腫瘍の方に夜の回診、顔色だけをみて
「元気そうですネ」・・・と声かけをしてしまったのである。
即座にその方から返ってきたお言葉は厳しいお叱りのお返事であった。
「カルテを詳細に見て、患者のすべてをチェックしてから回診して下さい。
表面だけの言葉がけではいけませんよ」
苦いお薬であったが、尊いお薬を頂いたと今でも思っている。
30年前の辛い思い出である。
Posted by 形成会 当山美容形成外科 at 09:49│Comments(0)