
2015年07月03日
くすりのさじ加減
フロイトは多くの医者が知っている精神分析の偉業を発表した
最初の精神科医である。
一方、カルル・コラーはフロイトより年長者で、白内障手術を局所麻酔で始めた
眼科医として良く知られている。
両者は友人で、共通でくすり(?)の薬理作用を調べ上げ、臨床に利用した事も
医学の歴史書で数多く記載されている。
そのくすりとはコカインである。
コカインは鎮痛作用は強くあるが習慣性も強い薬である。
この薬を最初に用いたのがフロイトとされている。
モルヒネ中毒患者にコカインを投与、中毒を抑え、新しい活力を全身に与えようとした。
一次的にしろ、この考え方は当時、世に広まっている。
一方、眼科医のコラーは眼の麻酔にコカインを用い、当時難しいとされていた
眼窩内手術に成功している。
両者は後世まで名を残し名誉を得ているが、終局的な人生は違っていた。
コカインの局所的使用は局所麻酔剤としての礎になったが、
全身投与のコカインはフロイト自身が依存症に悩まされ世を去っている。
結局、くすりの使い勝手の妙を示したお二人の名医でもある。

最初の精神科医である。
一方、カルル・コラーはフロイトより年長者で、白内障手術を局所麻酔で始めた
眼科医として良く知られている。
両者は友人で、共通でくすり(?)の薬理作用を調べ上げ、臨床に利用した事も
医学の歴史書で数多く記載されている。
そのくすりとはコカインである。
コカインは鎮痛作用は強くあるが習慣性も強い薬である。
この薬を最初に用いたのがフロイトとされている。
モルヒネ中毒患者にコカインを投与、中毒を抑え、新しい活力を全身に与えようとした。
一次的にしろ、この考え方は当時、世に広まっている。
一方、眼科医のコラーは眼の麻酔にコカインを用い、当時難しいとされていた
眼窩内手術に成功している。
両者は後世まで名を残し名誉を得ているが、終局的な人生は違っていた。
コカインの局所的使用は局所麻酔剤としての礎になったが、
全身投与のコカインはフロイト自身が依存症に悩まされ世を去っている。
結局、くすりの使い勝手の妙を示したお二人の名医でもある。

Posted by 形成会 当山美容形成外科 at 15:24│Comments(0)